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※October 1, 2000アメリカ出発時の私の体験談です。あくまでも体験談ですので情報をお求めの方は最新のものを入手して下さいね!

- まず最初に -

詳しく調べたわけじゃないので良くわかりませんが、アメリカからのペットの貨物輸出は何千ドルもかかるそうです。もし飼い主も日本へ帰える予定があるのならば、手荷物か預け荷物で一緒に帰国する方が比べ物にならないぐらい安く済みます。アメリカでペットを飼っていて、いずれは日本に連れて帰る予定にしているのなら絶対に同じ飛行機で一緒に帰国する事をお勧めします。一緒に帰ると一言に言っても何かと苦労がついて回るので、そこまで責任を持てない人や帰国間際に時間が取れない人などはアメリカでのペット購入は見送った方が無難かもしれません。また、日本からの旅行にペット同伴させる場合、日本は狂犬病が発生していない国の為、アメリカに入国するのは比較的簡単ですが、帰国する際に問題が発生しないようあらかじめ下調べをしておいた方が良いでしょう。


- 8/2000 AIR TICKET -

ごめりんをS.F.より連れて帰るのにまず必要なのはごめりん用航空券ですが、「ごめりん用の航空券」と言っても実際は電話で犬連れだと伝えておくだけで、あとは当日チェックインカウンターにてお金を払うだけです。ただANAの場合、機内持込みの動物は1機につき1匹までなので手荷物にしたい小さなペットは早めの予約をおすすめします。私の場合、S.F.からは直行便が便利なUNITEDでの大阪行きを利用する予定にしていましたが、2000年夏からUNITEDでのペットの預かりはやめたとの事だったので急きょANAを使い東京経由での帰国となってしまいました。ごめりんは座席の下に入るほどの小さいケンネルに入る事は出来ないので預け荷物と一緒にチェックイン時にお別れです。フライト料金はケンネルの大きさ、重さによって変わってきますが大体$200-前後で間に合うと思います。取扱いケンネルの大きさ、種類などは航空会社によって違うかもしれないので一度電話で聞いてみるといいでしょう。


- 8/28/2000 予防接種 -

狂犬病の注射の事をRABIEと言います。アメリカ本土から日本に犬を輸出する為には狂犬病にかかっていない事を証明しないといけません。その為に、狂犬病予防注射証明書(注射後31日以上、狂犬病予防注射有効免疫期間内)を取得する必要があります。ちなみに、ハワイはアメリカですが狂犬病が全く発生していないので日本での検疫は12時間以内で終わるそうです。ごめりんの場合で言えば、10/1/2000に帰る予定にしてたので「その31日前もしくはそれよりも前に注射を打ち、かつその注射有効期間内に出国できる」と言う事を考慮して、8/28/2000に病院へ連れて行きました。


- 9/22/2000 健康診断書 -

次に必要なのはHEALTH CERTIFICATEですが、これはANAに電話をして10日以内のものを用意するように言われた為それに従いました。「 日本へ連れて帰るのでHEALTH CERTIFICATEを用意して欲しい」と言えばちゃんとしたものを作ってもらえるかも知れませんが、国によって色々と違い必要記入事項が何点か決まっているのでインターネットなどで調べてそのプリントアウトをそのままドクターに見てもらうのが1番いいかと思います。ついでに飛行機に乗る時用にごめりん用の精神安定剤を貰いました。これがあると何時間かぐったりし、興奮を抑える事ができて犬にはとっていいようです。


- 9/22/2000 ANIMAL AND PLANT HEALTH INSPECTION SERVICE -

病院で健康診断書を貰ったらそのまま狂犬病予防注射接種の証明書を一緒に持ちサクラメントにあるUNIED STATES DEPARTMENT OF AGRICULTUREのANIMAL AND PLANT HEALTH INSPECTION SERVICEへ直行し、$16.00-ほど払って判子を貰います。この判子が無いと病院で貰った健康診断書も狂犬病予防注射接種の証明書もただの紙切れになってしまい、日本での検疫期間が180日に延びてしまうので要注意です。サクラメントまで行けない時はEXPRESS MAILで送るのもいいかと思いますが、帰国日に確実に間に合わせるのには直接行くのが1番です。

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- 10/1/2000 フライト当日 -

ごめりんとは空港のチェックインカウンターにて預け荷物と一緒にお別れです。飛行機の離陸までには少し時間があるのでこの時に精神安定剤を飲ませました。ちなみにごめりんが長い時間過ごす飛行機内での場所はきちんと温度調節、気圧調節がしてあり、日本国内線に乗せる時と同じで「死んじゃっても文句いいません」みたいな誓約書にサインさせられますが過去に動物が死んでしまったと言う事実は今までにないそうです。


- 10/2/2000 日本到着 -

自分自身の入国審査を終えるとまず荷物のピックアップです。ごめりんは係りの人がBAGGAGE CLAIMまで連れて来てくれます。


- 10/2/2000 検疫 -

再会を喜ぶ間もなくごめりんをANIMAL QUARANTINEへ連れて行き検疫の手続きをします。この時一旦ごめりんとはお別れです。そして自分の荷物を持って出口を出ると、検疫手続きの続きをしに検疫官にあらかじめ指示された場所まで移動し検疫手続きを終わらせます。検疫期間は最低2週間で終わりますが、必要書類が揃っていない場合や伝染病などに感染しているケースなどだと最高180日まで延びる事があります。預けている間はホテル料みたいなものがかかります。ごめりんは1日\3,000-弱の所に預けました。検疫期間中の面会を希望する時はこの時にあらかじめ書類を作ってもらわなくてはいけません。「何月何日の何時に何と言う人が誰と行く」とか詳しく説明し、車で行く場合には車種、色なども伝え書類を作ってもらいます。この書類無しでは当日門前で警備員に追い返されるそうです。徹底しています。


- 10/17/2000 待ちに待った出所! -

ごめりんは最短の14日間で検疫を終えて出て来る事が出来ました。ピックアップの日がなぜ17日かと言うと、預けた日とピックアップの日は検疫期間としてカウントされないからです。ごめりんはアメリカ生まれなので輸入と言う形で区役所に登録するように指示され、この登録が終わると全てが完了!


- 最後に -

今回ごめりんを日本に連れて帰るのに大変な苦労とお金がかかりました。ごめりんは私と一緒になんとか入国する事が出来ましたが、精神面や体力的に弱い犬はフライト中の機内や検疫期間中に死んでしまう事もあるそうです。犬にとっては大変な負担になる事だと今回しみじみ思ったと同時に、ごめりんがたまたま精神的にも肉体的にも強い犬で良かったと心から思いました。海外でペットを飼い、いずれは日本に連れて帰りたいと思っている方達には、よく考えた上でどうするかを決断して欲しいと思います。今回の私とごめりんの経験が
これからペットを連れての日本帰国を予定している人達に少しでも役に立てばと思っています。

※ここに記載されている内容はあくまでも私の経験の経路を参考までに記した物であり、
今後、法律改正などによる輸入規制の変更等を更新していく予定はありませんので、実際にペットを日本に連れて帰る際には最新の情報をご自分で入手して下さい。

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